写真

定番から個性派まで、多様化する「爆買い」。

「インバウンド」というワードは、まだ一般に浸透していませんが、訪日観光客、特に中国人観光客の情報について、以前に増してテレビや新聞でも頻繁に見かけるようになりました。中国からの観光客が、日本でのツアー旅行中に電化製品や化粧品、薬、日用品などを大量に購入してゆく、いわゆる「爆買い」についてご存知の方は多いかと思います。

以前はそのほとんどが、上海・北京・広州からの旅行客でしたが、最近では銀川などの内陸からの航空便が大幅増えたこともあり、
地方からのツアー観光客が増えてきています。「爆買い」の傾向がまだ留まらないのは、円安、富裕層の旅行客による買物に加え、
地方からの旅行客による消費が、さらに追い風となっていると考えられています。

また、以前のツアー旅行者が旅慣れし、日本への自由旅行を求めて再度訪日する傾向もでてきているようです。最近では、日本の山歩き、川下りなどの自然体験や、地元ならではのラーメン店やスイーツ店、アニメに関するイベント、アニメの舞台となった場所、サブカルチャーなど、多種多様な目的で訪れる観光客が増えてきており、昨年の中国人観光客の約3割にあたる67万人がリピーターであるとの統計も出ています。定番の場所、商品だけなく、日本でのお気に入りを見つけ、そこに対しての消費を惜しまない「爆買い」の要因が広がりつつあるようです。(※10/4放送 報道ステーションSUNDAYより)

「爆買い」の消費傾向とは?!

中国人観光客による買物支出額は、他の国と比べても多く、平均27万円。(電通報より)ビデオカメラ、カメラ、スマートフォンをはじめ、炊飯器、空気清浄機、浄水器などを買い込んでいく旅行客も多く、家電量販店やデパートだけでなく、土産物店や空港で家電製品が売られている様子も目にします。また、土産物用として、普段使いとして、化粧品やヘルスケア用品、薬などを箱ごと購入していくことも多いようです。

ツアー客が流れで訪れるドラッグストアに対して商品説明や接客の対応をするため、
中国語の話せる専門スタッフを配置するためのお手伝いをしていたことがあったのですが、
商品のカラー、商品イメージ、クチコミなどから、事前に購入する商品を決めて大量に指名買いする様子も多く見られました。
例えば、中国人観光客に人気のアリナミンEX。
パッケージの赤とゴールドが目を惹き、すでに人気商品として定番化しているので安心感もあるようです。
KOSEの「雪肌精」も人気が高く、コンビニエンスストアで購入する旅行客も増え、大阪の中国領事館近くのコンビニエンスストアでは、中国語の商品ポスターやPOPが設置されています様子も見られました。

定番の観光スポット、定番の商品だけでなく、各地域ならではの見どころ、美味しいもの、体験スポットをもっと知ってもらい、お気に入りを見つけてもらうことも消費拡大の鍵になりそうです。