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「地方創生」を成功させるインバウンド対策とは?

訪日観光客に最も人気の東京、京都、大阪を巡る「ゴールデンルート」。
観光庁調べの平成25年度の都道府県別にみた訪日客の訪問率(観光・レジャー目的、複数回答)は、東京都が43.2%、大阪30.2%、京都24.9%と続き、国別に見ると差はあるものの、3都市に、富士山を加えた定番観光は、まだまだ根強いと言えます。

地方にもっと活力をと、阿部政権が打ち出した「地方創生」。
訪日客に複数の地域を訪問してもらう「広域観光周遊ルート」づくりの促進に向け、
26年度補正予算案や27年度予算案に関連費用を盛り込まれました。

先月観光庁が発表した平成26年度の「訪日外国人観光客の地方訪問状況」の調査結果によると、東京都周辺の首都圏、関西圏のみを訪問した訪日観光客は依然として44%いるものの、「2大都市圏に合わせて地方を訪問した」(28%)、「地方のみを訪問した(28%)」と約半数を占めています。

地方訪問データ

※平成27年10月観光庁「平成26年訪日外国人観光客の地方訪問状況」より抜粋

地方のみの訪問先としては北海道が人気で、九州や沖縄などへの長期団体旅行がメインとなっているようです。また、2大都市圏と合わせて訪れる先としては、中部地方、富士山周辺が中心となっていますが、欧米は広島への関心が高いなど、国別に訪れる地域、目的の違いが顕著に表れています。

国別データ

※平成27年10月観光庁「平成26年訪日外国人観光客の地方訪問状況」より抜粋

〈国別のニーズ〉+〈地方の特性〉を捉えたPR方法

ひとくくりに「インバウンド(訪日観光客)対策」と言っても、国別・訪問回数・年代・食文化の違い・個人の趣味などにより、そのニーズは様々です。

まずは、その地域の特性を見直し、何が強み(自然・建造物・食・祭りなど)となり、何が弱み(交通の便・宿泊場所など)となるのかを把握する必要があります。その上で場合によっては国別・ニーズ別のピンポイントな戦略が有効的になる場合もあります。国別の特性、ニーズを捉え、地域の特性をマッチングさせたPR戦略を行うことで、「まだ知らないニッポンの愉しみ方」を知ってもらい、ゴールデンルートから外れたお気に入りの場所「フェイバリットエリア」としての位置づけを目指す必要があります。

次回から「地方の良さを活かしたインバウンド対策」を地方別に特集したいと思います。

 

参考資料
※平成27年10月観光庁「平成26年訪日外国人観光客の地方訪問状況」
http://www.mlit.go.jp/common/001107179.pdf