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訪問率最下位からの脱却なるか?!

新幹線ルートからも外れ、国際便もわずか、
交通の便が良いとは決して言えない島根・鳥取の両県。
東京ー大阪のゴールデンルートに加えて訪れるには、
交通の便、時間的にも難しい・・・。

そんな理由もあり、外国人の訪問率は
島根県、鳥取県と相次いで全国最下位。

観光庁が今年6月に設定した全国7つの広域観光周遊ルートにも
鳥取の一部が含まれるだけで、両県にとって恩恵は期待できません。

では、そんなマイナス要因を踏まえた上で、
それに変わる交通手段・観光手段・この土地ならではの魅力は何か?

そんな課題を目前に、
鳥取・島根の両県が手を結び、インバウンド対策に乗り出しました。

両県の魅力と強みは、主にこの2つ。

・海に面していること
・歴史や自然環境が豊富に揃っていること

海に面しているということは、
海外からの旅行客を直接誘致できるという最大のメリットがあります。

早速インバウンド効果を発揮しているのは、
鳥取県境港市の境港のクルーズ船。
4500人もの中国人観光客を乗せた大型クルーズ船から
松江市のイオン松江ショッピングセンターに訪れる客も多く、
2時間で平日1日の10倍を売り上げたという話もあるから驚きです。

また、島根県の出雲大社、国宝に指定された松江城など、
神話時代にまでさかのぼる歴史的な造形物、エリアが多くあります。
特に欧米人に関心の高い、広島からのアクセスも良いため、
日本の歴史や文化への関心が高い旅行客に対して、
広島+αで訪れて頂く仕掛けも重要です。

さらに、欧米人に人気が高いのが、体験を盛り込んだサイクリングツアーや
民間の家に宿泊するホームステイ型ツアー。

鳥取県にある中国地方最高峰の大山は、山頂から海が望める絶景が最大の魅力です。
その大山の魅力を体感できる観光ルートとして、
サイクリング、トレッキング、カヌーなどで山頂を目指す
「ジャパンエコトラック」が整備されました。

体験・宿泊を盛り込んだツアーの企画・販売が行われ、
行政が案内板を設置したり、
地元企業はレンタサイクルや荷物の輸送サービスを提供するなど、
民間企業・行政・地元企業の連携による取り組みが見られます。

また、境港・米子両市では民間主導で「山陰にぎわいプロジェクト」が発足。
地域の買物、飲食が楽しめる店を掲載したマップを5カ国語分用意し、
韓国・仁川空港にも設置してもらうなど積極的にPR活動を行っています。

単に、観光客が増えたと訪問率の増加だけに目を向けるのではなく、
ターゲット別に「滞在型・体験型の観光」のストーリー立てを行い、
宿泊代、飲食代、買物代などの「経済効果をもたらすインバウンド対策」
を行うことが重要です。