姫路城

フランス人は「姫路城」がお好き!?

先日、リニューアルして真っ白な姿になった「姫路城」へ訪れました。

今年3月にリニューアルし、
輝かしく優美な「白鷺城」としての姿を取り戻した姫路城。

リニューアルから約8ヶ月余りの今月9日には、
来城者数が222万人を突破。
これは、年間の入城者数が最も多かった平成20年度の熊本城の記録を
すでに更新したことになるそうです。

姫路城は、平成5年に奈良の法隆寺とともに
日本で初の世界文化遺産に選ばれたこともあり、
国内外問わず多くの観光客が訪れます。

リニューアルに伴い、インバウンド対策も強化されました。

・城内及び好古園、家老屋敷跡公園に無料のWi-Fi環境を整備
説明サインには日・英の2カ国語、案内サイン等には
日・英・中(繁体字・簡体字)・韓の5カ国語を併記

写真 2

外国人観光客の割合に注目してみると、興味深い特徴が見えてきます。

台湾・韓国・中国などのアジア圏に続き、
フランス・スペインなどのヨーロッパ圏からの観光客が多く訪れているのです。

姫路市が昨年(2014年度)発表した観光動向に関する調査によると、
姫路市観光案内所での外国人観光客対応者数のうち、台湾・韓国・中国に並んで
スペイン人・フランス人への対応件数が多かったそうです。

では、なぜフランス人・スペイン人観光客が増えたのでしょう?

理由は、2006年以降、「ロンリープラネット」など世界中で普及している観光ガイドブックのフランス語版が続々発行された効果が大きいとみられています。
中でも、ミシュラン社のガイドは、姫路城に最高評価「三つ星」を付け、詳しい解説も加え、ほかの観光地に比べて手厚い扱いになっていたそうです。

つまり、知らない間に「現地で手厚く宣伝されていた」のです。

08年のフランス人観光客は前年比14%増の約9万人。
フランス人は、伝統文化が残る京都、奈良などの観光地を好み、
当時、英語、ハングル、中国語2種類(台湾語、北京語)のみだった案内パンフレットも、急遽フランス語が追加されたほどです。
ベルサイユ宮殿などの美しい城を数多く保有するフランス。
「姫路城」の白く輝かしい姿に共感し、日本の文化に強く惹かれたのかもしれません。

第2のゴールデンルートを目指し、
神姫バスは4月から姫路と城崎温泉を結ぶルートに、
Wi―Fiを配備した高速バスを走らせ始めるなどして、
新たな周遊ルートの模索が始まっています。

 

せっかくヨーロッパ諸国での知名度が上がり、手厚く宣伝して頂いたことを
うまく活用して、今後は自発的に情報発信を行い、
「姫路城」ファンを増やして、リピート、口コミを増やしていけるかが鍵を握ります。

新幹線、JRの駅からも近く、交通アクセスには恵まれている「姫路」。

周辺のデパートも外国人観光客を意識した広告が多く見られました。

写真 3

貸し自転車で周辺を観光できる「姫チャリ」も外国人観光客に人気のようです。
http://interstreet.jp/himeji/
周辺の土産物店・飲食店・デパートなど「姫路」の街全体での
インバウンド対策を意識することで、滞在時間を長くし、
「姫路城を見るだけ」ではなく、「姫路の街を楽しむ観光」につながれば良いと思います。